自宅介護はどこまで可能?無理をしないための「ショートステイ」と「デイサービス」の賢い使い方

介護保険の認定を受けてサービスを使い始め、少しホッとしている方も多いかもしれません。けれど、介護はマラソンと同じ。始めた直後は気力で乗り切れても、時間が経つほどに「あれ?なんだか少し疲れてきたな……」と感じる場面が増えてきます。

もう少し頑張れるはず。
まだ、私が見てあげられるはず——。

そう自分に言い聞かせていませんか。その「もう少し」の積み重ねが、ある日突然、介護者自身の限界を超えてしまうことがあります。この連載「親の介護、その先の道しるべ」の第2回は、介護を長く続けるために本当に必要な「上手に手放すこと」——ショートステイとデイサービスの賢い使い方をお話しします。

目次

1. 「私がやらなきゃ」の罠から抜け出す

在宅介護で一番の敵は、実は「責任感」かもしれません。「お風呂も食事も排泄も、全部自分がやってあげたい」という愛情は素晴らしいもの。けれど、24時間365日すべてのケアを完璧に行うのは、誰にとっても不可能です。

介護の基本ルールは、「プロの手を借りて、家族の負担を減らす」こと。デイサービスでご本人が楽しみ、ショートステイでご家族がゆっくり眠る。この「離れる時間」があるからこそ、また笑顔で「おかえりなさい」と迎えられます。

2. 知っておきたい「休憩」の2つのツール

「デイサービス」と「ショートステイ」。この2つをうまく組み合わせるのが、在宅介護を乗り切るコツです。まずは違いを整理しましょう。

サービス特徴こんなときに
デイサービス
(日帰り)
日中に施設へ通い、食事・入浴・レクを受ける。リハビリ特化型も。本人の社会との接点づくり/家族が自分の時間を確保したいとき
ショートステイ
(短期宿泊)
数日間、施設に宿泊してケアを受ける。介護者が休みたい・旅行・急な用事など、まとまった時間が要るとき

デイサービスは「社会との接点」であり、家族にとっては「自分の時間」。ショートステイは、疲れが溜まったときや急用のときに最も頼りになる存在です。

3. 「使い分け」で暮らしにゆとりを

最初から限界まで頑張らなくても大丈夫。うまく続けるコツは、次の2つです。

  • 「予防的」に使う
    疲れてから使うのではなく、「毎週火曜はデイサービス」と最初からペースを決めておく。疲れを溜め込まないことが、介護者の心を守る最大の防衛策です。
  • 「もしもの時」の練習にする
    元気な時期からショートステイを使っておくと、家族が病気になったり冠婚葬祭が重なった緊急時にも、ご本人がスムーズに施設に馴染めます。

4. あなたの心を守るために、プロに頼ってください

「まだ自分でできるのに、施設に頼るのは……」と罪悪感を抱く必要は、まったくありません。プロがいる施設で適切なリハビリやケアを受けることは、ご本人にとっても「生き生きとした時間」になります。

最近、自分の時間や好きなことを、あきらめている気がして……。

もしそう感じているなら、それはケアマネジャーに相談するタイミングです。

  • ケアプランの見直し/「今の負担が少しきつい」「休憩を増やしたい」と、担当ケアマネに正直に伝えてみる。
  • 医療×福祉の連携/私たちのグループなら、デイでの様子や体調管理を内田病院と連携して多角的にアドバイスできます。

あなたは「介護者」である前に、あなた自身の人生を生きる一人の人間です。数時間でも「介護から離れる」時間は、決して贅沢ではありません。それは、これからも愛情を持って介護を続けるための「心のガソリン補給」です。「今日はデイの日。少しゆっくりしよう」——そう思える日が、週に一度でも増えるように。一緒に、あなたの心を守るケアプランを考えていきませんか。


\ お困りの方はお気軽にお問い合わせください /

医療法人大誠会 内田病院 地域医療連携室
TEL)0278-24-5329

内田居宅介護事業所
TEL)0278-23-7535

大誠会の介護サービスはこちら

久仁会の介護サービスはこちら

「誰に相談すればいいんだろう」と迷ったら

お子様の発達のこと、保育のこと、ご家族の介護のこと。
沼田市・利根郡の久仁会グループが、どんな小さなお悩みでもお聞きします。
見学・体験・ご相談はすべて無料です。

無料の見学・ご相談はこちら

「話を聞いてみるだけ」も歓迎です。お気軽にどうぞ。

目次