はじめての「要介護1」ガイド:どんな状態?何ができる?どんな支援がある?

ご家族やご自身が「要介護1」と認定されたとき、「どんな状態なの?」「これから何ができるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、「要介護1」の状態の特徴や、受けられるサービス、実際の生活の変化について、わかりやすく解説します。介護がはじまる最初のステップとして、ぜひ参考にしてください。


目次

「要介護1」とはどんな状態?

介護保険制度では、要介護度は「要支援1・2」「要介護1~5」に分類されます。
「要介護1」はその中で最も軽度の介護が必要な状態です。

● 日常生活の特徴

  • 身の回りのこと(食事・着替え・トイレなど)はおおむね自分でできる
  • 立ち上がりや歩行がやや不安定になってきている
  • 入浴や階段の上り下りなど、部分的に介助が必要
  • 認知症が軽度あるいはなし(進行がゆるやか)

たとえば、「お風呂は自分で入れるけど、湯船に入るときだけ手を貸してほしい」「転ばないか不安なので、見守っていてほしい」というケースが多いです。


「要介護1」で受けられる主なサービス

要介護1と認定されると、介護保険サービスを利用できるようになります。月に利用できる限度額は 概ね166,920円(2025年8月時点)。この範囲内で、自己負担は原則1割(一定以上の所得がある方は2〜3割)で済みます。

● 使えるサービスの例

サービス名内容利用頻度の目安
訪問介護(ホームヘルプ)調理・掃除・買い物などの生活援助、入浴や排泄の身体介助週2〜3回程度
訪問入浴ご自宅で専用浴槽を使った入浴介助月2〜4回程度
訪問看護看護師による健康チェックや医療的ケア週1〜2回
デイサービス通所施設での入浴・食事・リハビリ・レクリエーション週2〜3回
福祉用具のレンタル手すり・歩行器・介護用ベッドなど必要に応じて
住宅改修手すり設置や段差解消など(上限20万円まで補助)原則1回限り

※サービスはケアマネジャーと相談しながら、個別に組み合わせて利用できます。


生活の中で気をつけたいポイント

1. 転倒予防が大切

要介護1の方は、筋力やバランス感覚の低下により、転倒しやすくなっています。室内の段差やすべりやすい床などの環境を見直し、手すりや滑り止めの設置を検討しましょう。

2. 介護者の負担を軽くする工夫を

「まだ元気だから大丈夫」と思っても、介護するご家族の負担は徐々に大きくなります。早めにサービスを使い始めることで、無理なく介護を続けられるようになります。


ケアプランはどうやって作るの?

要介護認定を受けたら、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネジャーと契約をして、ケアプラン(介護サービスの利用計画)を作成します。要介護1の方は、原則として居宅介護支援事業所でのプラン作成になります。

ケアマネジャーが本人や家族の希望を聞き取りながら、必要なサービスを提案し、手配までしてくれるので、初めてでも安心です。


地域の支援も積極的に活用を

沼田市をはじめとする地域では、高齢者の在宅生活を支えるためのさまざまな支援が用意されています。

たとえば、私たち大誠会グループでは、要介護1の方でも安心して利用できる デイサービスや訪問介護、福祉用具レンタルサービスを提供しています。身体状態に合わせた個別支援や、認知症予防プログラム、送迎付きの通所リハビリなど、生活を豊かに保つためのサービスをご案内できます。

「まだ早いかも」と思っているうちに、心身の状態が急に変わることもあります。
まずは見学や無料相談だけでもお気軽にどうぞ。

▶ 詳しくはこちら

医療法人大誠会 内田病院 社会福祉法人久仁会


まとめ

「要介護1」は介護が必要になり始めた初期の段階です。自立を維持しながら、必要なサポートを受けることができる状態とも言えます。介護サービスをうまく活用することで、ご本人の生活の質を保ちつつ、家族の負担も減らすことが可能です。

はじめての介護、分からないことが多いと思いますが、一人で悩まず、地域の専門家や支援機関を頼ってくださいね。

\ お困りの方はお気軽にお問い合わせください /
医療法人大誠会内田病院 地域医療連携室

TEL)0278-24-5329

大誠会の介護サービスはこちら

久仁会の介護サービスはこちら

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